プロメテウスの罠と共に振り返る:4/21~4/27 (いのちの記録9)



警戒区域発動の前日、環境副大臣が記者会見でこう述べています。
 これに関連して、これもまた被災者の方から要望等が出ておりました、ペットの連れ出しについてであります。ペット連れ出しをする、スクリーニング等の態勢についてどうするかという調整が行われているところであります。まだ、最終的にどういう形にするかということが固まってはいませんけれども、基本的には、調整をさせていただいて、避難をされている方の要望に応えるという方向でおります。動物愛護団体や日本獣医師会等と連携をしつつ、原子力被災者生活支援チームから相談が出ておりますので、環境省として、連携をして、応じてまいるということであります。

政務三役会議及び環境省緊急対策本部会議後記者ブリーフ会見録(平成23年4月21日(木))


これを報道したのは産経だけでした。
■4/21 23:48 警戒区域設定で環境省、ペット連れ出しを検討(産経新聞)


環境省HPで会見録が公開されたのは、6日後の27日。
その6日のあいだ、この産経の記事しか情報がなく、やきもきさせられました。
記者会見に産経しか出席していなかったとは思えません。
他社では記事にする価値がないと判断されたのでしょうか?
それとも何かほかの理由があったのでしょうか?

27日の晩になって、「福島県」からの発表を受け、今度は一斉に報道されます。
■4/27 20:29 <福島第1原発>警戒区域内のペット保護へ 必要あれば除染(毎日新聞)
■4/27 21:14 20キロ圏内のペット保護へ=28日から調査―福島県(時事通信)
■4/27 21:37 20キロ圏内でペット保護へ…獣医師立ち入り(読売新聞)
■4/27 23:23 ペットの犬と猫、20キロ圏内保護へ 福島県(日本経済新聞)
■4/27 23:51 警戒区域内に取り残されたペット 環境省が現地調査へ(産経新聞)


各紙がこう報じていたとき、緊急災害時動物救援本部のHPには、「国から許可が下りず」と書き加えられていました。
本当なら、同じ28日に、給餌給水や保護を行うはずでした。

動物愛護団体や日本獣医師会等と連携をしつつ……
現実は、その環境副大臣の発言とはかけ離れたものだったことを、いのちの記録:9 を読んでしみじみと感じます。

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