プロメテウスの罠と共に振り返る:5/12 (いのちの記録11)



「所有者の同意を得た上で」の原文です。

平成23年4月21日付け指示により、関係市町村長が設定した警戒区域内において生存している家畜については、当該家畜の所有者の同意を得て、当該家畜に苦痛を与えない方法(安楽死)によって処分すること。

農林水産省「東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う警戒区域内における家畜の安楽死処分について」平成23年5月12日

たったこれだけの短い文章で、たくさんの命が絶たれることになりました。

過去の記事から、牛関連の記録を抜粋します。
3月12日、避難指示。
■4/10 牛や犬と涙の別れ 福島・浪江「2次避難」- 産経
■4/11 【原発10キロ圏内取材】見捨てられ鳴き叫ぶ牛たちの悲しき末路 - ロケットニュース
■4/15 「牛たち」うちのとらまる
■4/15 「福島第一原発周辺の動物たち その1その2その3その4その9」新庄動物病院の掲示板
■4/18 「被災動物の保護に関する要望」動物愛護議連が政府に提出
■4/19 「牛たちの運命」うちのとらまる
■4/19 「牛3千頭・豚3万匹、原発20キロ圏に…餓死か」読売
■4/21 「原発20km圏内の民家内を牛が占拠 部屋から出すのは困難」ポストセブン
■4/21 福島第1原発:牛に「ごめん」 警戒区域化で最後の世話 - 毎日


4月22日、警戒区域に。
■4/22 「20キロ圏内、残された家畜を救え」TBS
■4/23 「警戒区域の家畜の扱いで要望」NHK
■4/23 飢えに苦しむ牛たち未公開映像 / 政府の的確な対応が求められる - ロケットニュース
■4/23 高邑議員が南相馬の養豚場を視察


県が殺処分の方針発表。


たくさんの人が奔走しました。
■4/26 「2回目も殺処分なし 福島、警戒区域立ち入り」産経
■4/26 「警戒区域の動物への対処。」長島一由
■4/27 国会議員6名が官邸へ申し入れ(城島光力岡本英子生方幸夫玉木雄一郎・他)
■4/27 「…多くのペット、動物たちが置き去りにされています。遅すぎる緊急対策。」山崎誠
■4/28 農林水産委員会
■4/30 衆議院災害対策特別委員会 「二十キロ圏内の牛や豚は何で出せないのか」と長島委員
■5/1 「原発周辺の動物の救済の予定」新庄動物病院の掲示板
■5/2 「早朝から動きます」新庄動物病院の掲示板
■5/2 「あきらめない人たち」新庄動物病院の掲示板
■5/2 「社団法人フリーペッツが警戒区域内の動物(ペットまたは家畜等)の救護に関する要望書を…」
■5/3 「南相馬市からの報告(警戒区域内の家畜、ペットについて)」玉木雄一郎
■5/4 国会議員が視察(城島光力玉木雄一郎・高邑勉・藤田憲彦・他)
■5/4 「とにかく、くってみっとうまいのがわがっから」新庄動物病院の掲示板


5月7日、犬猫に朗報。
「一時帰宅にあわせ、ペットを救済する方針」日テレNEWS24
警戒区域の動物たちに追い風が吹いてきたような気がしました。
ウシさんたちにも、きっと良いニュースがあるに違いない。そう思いました。



しかし、5月12日。
内閣総理大臣から福島県知事へ、安楽死指示。
平成23年4月21日付け指示により、関係市町村長が設定した警戒区域内において生存している家畜については、当該家畜の所有者の同意を得て、当該家畜に苦痛を与えない方法(安楽死)によって処分すること。

震災から2ヶ月生きのびた末の、死刑宣告でした。

 
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